nunkoikeの日記

32週で第一子を死産

入院2日目-出産③-

2020年9月24日14:00 身長45.0cm体重1906gの長男を出産しました。

陣痛促進剤を入れてから4時間30分スピード出産です。 

 

感動で泣いている旦那からは

「すごいよ!頑張った!偉かったね!!」と何度も何度も褒めてもらいました。

 

しばらくすると保育器??を引いた看護師さんが戻ってきました。

保育器の中を覗くと真っ白なベビードレスと帽子をかぶった息子が眠っていました。

「かわいい!!!!!!!!!パパそっくり!!!口から鼻のラインなんてパパそのものじゃん!!!私要素が皆無だね!!パパそっくり!!!」

エコーのときから口がパパ似だねって話していたのですが想像を超えたパパ似でした。

 

「かわいいパパ似だね!皮膚が柔らかすぎて手足型うまく取れなかったけど頑張ってみました。あと抱っこも厳しいかな〜〜。ママ母乳でるか試して見よう!母乳は胎盤でたらすぐ出るからね。」

うまく手足型取れなかったと言っていますがとってもキレイに残してもらえました。

出産直後ですが助産師さんに母乳を絞ってもらうとピューーっと勢いよく出てくれたのでコットンに母乳を含ませて息子の口元へ運んでくれました。

 

そして看護師さんが息子を小さな小さな箱へ入れてくれました。

小さな箱の下には保冷剤が敷いてあり、中には別の看護師さんの子供が作ってくれた小さな小さな折り紙をたくさん入れてくれました。

 

実は子供が苦手な私ですが、自分の子供ってこんなに愛おしく思えるんですね。こんなに小さくてもちゃんと人間の赤ちゃんになってるんですよね。そして大好きな旦那の顔にそっくりときたら愛さざるを得ません。私は幸せだなとしみじみ感じました。

 

2時間ほど分娩室で休憩した後、

出血量も悪露の状態も問題なかったため息子と共に部屋へ移動。

息子のため部屋は冷房マックスまで下げて激寒です。

寒さなんて気にならないくらい息子に会えた喜びが大きく、夢だった親子3人川の字で寝転んだり、写真を撮ったり、優しくほっぺをツンツンしたり幸せな時間を楽しみました。

その日の夜ご飯は祝い膳としてちらし寿司が出てきました。出産前は死産の場合でも祝い膳ってでてくるのかな?祝じゃないよな?おかしいよな?と思ってましたが

たとえ死産だとしても出産は出産。ここまで頑張って育ってくれた息子に会えたのだから「お祝い」に間違いはありません。

この9ヶ月は3人で頑張ってきたんです。親子3人仲良くちらし寿司を食べました。

 

昨日から私達3人をお世話して、たくさん話をしてくれ、励ましてくれた助産師さんはここで夜勤の方と交代となりました。本当に良い方でこの人が息子を取り上げてくれてよかったと心から感謝しています。

産まれた息子をかわいいかわいいと何度も言ってくれ、キレイにしてドレスを着せてもらい、息子とやりたいことを最大限叶えてくれ、明るく楽しい出産としてくれたのはこの助産師さんのおかげかなと思います。入院中はずっと笑っていられました。

 

夜になると副作用の熱もほぼ下がって悪露の状態もいいので明日退院できそうとのこと。後陣痛は時々痛む程度。お股は裂けてないですがトイレの際は滲みて痛いのと座ると痛いのでうまく座れなかったです。痔の人の気持ちめっちゃわかるわ〜〜

 

0時頃息子の下に敷いてある保冷剤を交換してもらい

大好きな旦那と大好きな息子と3人めちゃくちゃ寒い部屋で仲良く寝ました。